5月〜7月迄見積について解説致しましたが、ご理解いただけたでしょうか?
見積は新聞広告のチラシの様に”あちらよりこちらが安い”といったような使われ方が多い様ですが、工事は商品ではありませんので、全く同じものは存在しません。
単に工事金額だけに捕らわれるのではなく、様々な情報が含まれておりますので
中身を良く理解する事が重要です。
又、見積の中身には施工業者がどのように建物を見ているのか、工事に対しての
姿勢も表れています。
金額・施工方法・使用塗材・施工範囲・業者選択など重要な判断基準となるのが
見積ですので、偏った見方をしないよう注意して下さい。
近年、見積を出す側(施工業者)も様々なテクニックを使い始めています。
特に、上塗り材で”シリコン・セラミック”を強調するケ−スが目立っています。
塗料の善し悪しは置いといて、何故この塗料を選択したのか説明してもらい、理解
したいものです。
又同時に、下地調整や下塗りの内容も注意しなければいけない点です。
※ 現在見積はほとんどの所で無料で行ってくれます。
しかし、実際は今までの解説でも分かりますように、現地へ出向いたりと手間暇が
かかります。
競争ですので見積もり=受注ではありませんが、結果を電話連絡する事は、見積
を出してくれた業者へのマナ−だと思いますが、如何でしょうか?